注文住宅を建てたいと希望する方は当然ながら施主の意向を反映させた住宅を希望することになりますが、住宅事情に詳しくない方だと何から始めれば良いのか判断できない可能性もあります。
注文住宅の場合、建売とは異なり全て一点ものとして建築されるので、誰も同一の住宅で生活を送っていないという特徴があります。
最初に行うべきことはハウスメーカーや工務店から資料やカタログを請求することで、公式サイトを持つ会社であれば無料で資料請求を行えます。
複数のハウスメーカーから資料を受け取った後には、理想的な家作りを行っている会社をいくつかピックアップして、今度は各社が用意しているモデルハウスの見学に行きましょう。
これにより依頼したい会社を絞り込めるので、1社を絞り込んだ後には希望を伝え設計図を作成してもらいます。
会社により違いはありますが、デザインはグラフィックで完成予想図を提供する会社もあり、十分に納得することができた際に初めて契約し着工するという流れが一般的です。
注文住宅の良さは、外観から内装・玄関やエクステリアと全てを理想に近づけられることです。
しかし、しっかりしたイメージと将来のことまで考えておく必要がありますので、下調べは重要です。
例えば設備についてだと、キッチンやバスルーム・洗面所の動線は使いやすく配置されているでしょうか。
バスルームに脱衣所やドアがないことで不便に感じたり、ドアが内開きだったことで余分なスペースが必要になったケースもあり、引き戸にリフォームする方もいます。
また、必ず必要なトイレはタンクなしの方が掃除がしやすく個室自体も広く使えるメリットがある反面、今までタンク式の上から出る水で手を洗っていた方には手を洗う場所がなくなってしまいますので、忘れずに手洗い場を設置するか洗面台を設けるかしなければなりません。
注文住宅は多くの良い面がありますので、自身や家族の理想に叶うように専門家を交えゆっくりと意見交換することが大切です。